「ぽかぽかざっくりん」の作品って、どんな雰囲気?
「ぽかぽかざっくりん」の木製雑貨は、木のぬくもりを大切にしたやさしい色合いと、自然な曲線を活かしたデザインが特徴です。
そして、あみぐるみも同じく、心がほっとするような落ち着いた毛糸の色合いで製作しています。
くまちゃんやうさぎちゃんのあみぐるみや、縁起物をモチーフにした作品など、どれも見て・触れて・飾って癒されるあみぐるみばかりです♪
ショップ名を決めるとき、大切にした3つのこと
「ぽかぽかざっくりん」というちょっぴり不思議な名前には、実はちゃんと理由があります。
ショップ名を考えるとき、まず私が大切にしたのはこの3つでした。
- 商品のあたたかさや雰囲気を連想できる名前であること
- お子さまからご年配の方まで、どの世代の方にも覚えてもらいやすい名前であること
- 気取らず、親しみを感じてもらえるようなやさしい響きであること
喫茶店の「暖かみ」があるネーミング
ショップ名を考えるとき、まず伝えたかったのは「ぬくもり」や「ほっこり感」でした。
そこで思い出したのが、昔から素敵だなと思っていた喫茶店「暖香(だんか)」さんの名前です。
今どきの飲食店って、セルフサービスで回転率を重視するところも多いですよね。でも、「暖香」はちょっと違っていて、席の配置や落ち着いた店内の雰囲気などから、“長居してもいいよ”って空気を感じるんです。
「暖香」の店内はどこか懐かしくて、友だち同士でのんびりモーニングを楽しんだり、おしゃべりが弾んだり。外観もインテリアもあたたかみのある色合いで、まさにほっとする空間。
そんなお店の名前に込められた「ぬくもりのある世界観」に、私はとても共感しました。
リズムをつけて「暖かみ」を表現した
あたたかみを表現する言葉として、最初は「暖(だん)」という漢字を使おうかな?と考えました。
でも、もっとやわらかくて、聞くだけでほんわかするような言葉がないかな~と、あれこれ思い巡らせていたんです。
そこでふと浮かんだのが、「ぽかぽか日和」の“ぽかぽか”。
この言葉には、陽だまりにいるような安心感や、のんびりした時間のあたたかさが詰まっていて、とても気に入りました。
さらに「ぽかぽか」は、リズムがよくて口にしやすく、覚えてもらいやすい響きなんです。
だから、ショップ名の最初には「ぽかぽか」を選びました。
ひらがなは見やすく覚えやすい
そして、店名を考えるうちに、改めて「日本語って素敵だなぁ」と感じることがありました。
マルシェの会場では、入り口の看板にいろいろなお店の名前がずらりと並びますよね。
そのときに気づいたのが、日本語で書かれた店名で、ひらがな・カタカナ・漢字は、アルファベットよりもパッと目に入りやすくて、とても見やすいということ。
特に「ひらがな」は、日本人にとっては子どもの頃からずっと馴染みのある文字ですし、海外からのお客様にとっても、最初に覚えることの多い日本語のひとつです。
だからこそ、「ひらがな」の店名は、幅広い人にとって親しみやすく、記憶にも残りやすいんです。
英語やフランス語を使ってお洒落にしなくて良い
「ぽかぽかざっくりん」は、木のぬくもりが感じられる雑貨と、ほっこり可愛いあみぐるみが中心のお店です。
可愛いけれど、いわゆる“お洒落で洗練された”というよりは、“親しみのある可愛さ”。
そんな雰囲気なので、必ずしも英語やフランス語のような、スタイリッシュな響きにする必要はないと思ったんです。
「英語が分からないからひらがなにした」というわけではありませんよ。
でも……正直なところを言うと、「フランス語の素敵な響き」がなかなか思いつかなかったというのは、あります(笑)
でもそれ以上に、ひらがなだからこそ伝わる“やさしさ”や“あたたかさ”を大切にしたいな、と思いました。
文字入力で戸惑うキラキラネーム版店名は避ける
店名を考えるときに意識したことのひとつが、いわゆる「店名版キラキラネーム」にならないことでした。
たとえば「光」という漢字を「ひかり」や「ひかる」、「こう」と読むのは自然ですが、「ピカ」や「キラ」といった読み方にしてしまうと、ちょっと分かりにくくなってしまいますよね。
お客様が検索するときに、入力してすぐ変換できるかどうかって、とても大事なことだと思っています。
漢字の場合は変換が必要ですが、ひらがなならそのまま入力するだけでOK。変換に迷うことがありません。
当て字や珍しい読み方だと、検索しようとしても「あれ?なんて読むんだったっけ?」と戸惑わせてしまう可能性も…。
そういった負担をなるべくなくして、「検索しやすい・覚えやすい」を大切にしたかったんです。
英語の店名は、海外サイトの中に埋もれる
そしてもうひとつ、店名を考えるうえで大事にしたことがあります。
それは、「お客様にちゃんと見つけてもらえる名前にすること」です
。
たとえば英語で店名をつけてしまうと、検索窓に入力したとき、海外のサイトや英語の情報がたくさんヒットしてしまいますよね。
せっかくお客様が「このお店、もう一度見てみたいな」と思って検索してくださったのに、検索結果の中に埋もれてしまって見つけてもらえない…。それは本当に残念なことです。
私のお店を見つけようとしてくださるお客様が、すぐにたどり着けること。
それがいちばん大切なことだと思いました。
どんなに素敵な意味を込めた名前でも、お客様の検索に出てこなかったら本末転倒。
だからこそ、日本語で、そして「検索しやすい・覚えやすい」店名にこだわったんです。
最後に「ん」がつくと親しみがわく
最後に決め手となったのが、「ざっくりん」という響きでした。
商品の名前って、「〇〇ちゃん」「〇〇くん」など、よく最後に「ん」がついていることが多いですよね。
不思議とその「ん」がつくことで、なんとも言えない無邪気さというか、子どものような純粋な可愛らしさがふわっと伝わってくる気がするんです。
たとえば「りん」「ぽん」「きゅん」…そういう響きって、思わず「まあ、可愛い」と言いたくなっちゃいませんか?。
私は、お客様に親しみを持っていただける店名にしたいと思っていたので、この「ざっくりん」という音の響きがぴったりだと思いました。
そして「ざっくりん」の中にある、小さな「っ」。
この「っ」が入っていることで、リズムも生まれて、なんだか耳に残るんです。覚えやすくて、なんだかホッとする響き。
そんなところも気に入って、この店名に決めました。
結局、覚えてもらうのが一番の目的
時々、搬入のときにお客様が「ぽかぽかざっくりん!」と声に出してショップ看板を見て、にっこり笑顔で通り過ぎていかれることがあります。
そんなふうに笑顔になってもらえると、本当に嬉しいんです。
やっぱり、一番大切なのは「覚えてもらうこと」だなあと改めて感じます。
どんなにおしゃれな名前でも、「お店の名前、何だったっけ?」と忘れられてしまったら、せっかくの魅力も伝わりにくいですものね。
その点、「ぽかぽかざっくりん」は珍しい名前なので、他のお店とかぶることがまずありません。
親しみやすさや覚えやすさって、やっぱりすごく大事なんだなあと思います。
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