
ハンドメイド作家活動をしていると、時々こんなお声を、いただくことがあります。
「最近SNS更新してないけど、ハンドメイド販売、やめちゃったの?」
「クリスマスや年末年始も投稿ないなんて、もう嫌になっちゃったのかな?」
「頑張って、SNSに投稿しなきゃダメだよ〜!」
これは、ネット上で最近、私がInstagramやXなどを投稿していないのでそれを見た感想だそうです。
きっとご心配の気持ちや、応援の気持ちもあるのだと思います。
ですが、じつはその予測は、ちょっと外れています。
本当の理由は、「あえてSNS投稿をセーブしていた」からなんです。
本業と家庭、そしてハンドメイド販売のバランス
実は私は、ハンドメイド販売だけでなく、本業の別のお仕事や、家庭のこと、つまり「主婦業」もこなしていて、とくにクリスマスや年末年始は、どれもがとっても慌ただしい時期なんです。
お仕事に家のこと、そして大切なハンドメイドなのですが・・・。
全部を全力でやろうとすると、さすがに、心も体もパンクしてしまいそうで。
だから私は、「全部を完璧にこなす」よりも、優先順位を見極めて、「あえてセーブする」という選択をしました。
もしもハンドメイド販売が本業だったら、季節のイベントにはもっと力を入れるべきかもしれません。
でも私が目指しているのは、「安定した本業の収入」と「自由にコントロールできるハンドメイド活動」を両立する、私なりの「二刀流スタイル」なのです。
どちらもバランスを取りながら、続けていけたらいいなと思っています。

フリーランスという道は波がある
どんなお商売でも、毎月いつも同じくらいの売り上げがあるとは限りません。
季節の移り変わりや、経済の変動、そしてコロナのような思いがけない出来事に左右されることも多いですよね?
ハンドメイド販売も同じで、波があります。
例えば、あみぐるみは「冬にとってもよく売れて、夏はちょっと苦戦する」ことが多いです。
暑い季節に毛糸を触るのは、やっぱりみなさん少し敬遠しちゃいますよね。
それに、マルシェは春と秋がにぎわっていて、冬になるとお客さまも少なくなりがちです。気温やお天気の影響もけっこう大きいです。
だから、波があるハンドメイド販売をメインの仕事にするのは、どうしてもリスクが高くなってしまいます。
「フリーランス」という言葉はかっこよく聞こえますけれど、収入が安定しなければ、実は「無職」になってしまうこともあるのです…。
私は、安定した収入のある本業と並行してハンドメイド販売を続けることで、安定感を感じて活動できると思っています。
社会と関わっていた方が良い
それから、家の中にこもってばかりじゃなくて、外の世界に出て社会と関わることもすごく大切だなって思います。
職場でいろんな業種の方とお話しすると、新鮮な発見がたくさんあって、本当に勉強になります。
ネットでデータを集めて分析するのももちろん大事なんですけど、やっぱり直接社会と触れ合うことで得られるものって、ずっと大きいです。
そうして得た新しい気づきや経験が、ハンドメイド活動にも新たなインスピレーションやスキルとして活きてくることも多いんですよ。
それに、お客さまの立場に立って考えてみると、社会とつながりを持たずに活動している人から買うよりも、きちんと外の世界と関わっている方から買いたい、って思うんじゃないかなって思います

外注するより、自分で作った方が早い
外注という手もありますが、固定費や教える手間が増えるのは大きなリスクに感じています。
私は自分で全部管理して、最後まで責任を持つほうが安心。
その分、余計な経費をかけずに材料にしっかり使えるので、より良い作品をお届けできます。
以前、ホームページ作成も外注しようと一度リアルな店舗で値段を聞いたことがあります。3ページで18000円で、毎月1回の更新で3500円でした。自分では更新できないのだそうです。
それを聞いた私の感想は、
「3ページ?小規模なホームページだなあ・・・」
「自分で作った方が早い」
「更新するために打ち合わせする方が面倒」
「結局原稿は自分で書くんでしょ?」
「月に1回ちょっと更新したところで意味あるの?」
「本当に依頼する価値があるだけのホームページができるの?」
「自分で作るのも、外注するのも、完成度がそれほど変わらないのでは・・・」
「自分の作品のホームページなので思い入れがあり、案外外注するよりも、自分で作った方が上手にできるのではないか?」
ホームページ制作のこともそうですが、他の作業も全部自分でできるなら、その方が早くて効率がいいなって思っています。
それに、自分でできるスキルがあると、作品への想いももっとちゃんと伝えられるから、自分で手掛けることを、すごく大切に感じています。
自分のペースで歩むこと
ハンドメイド販売と本業の両立は、決してラクなことばかりではありません。でも、続けるためには「優先順位」を大切にすることが一番だと感じています。
無理をせず、自分のペースで進むことが、長く作家活動できる秘訣かもしれませんね。
これからも、ハンドメイドを通じて誰かの毎日に小さな幸せを届けられるように、活動していきたいと思います。
読んでくださったあなたも、どうかご自身のペースを大切にしながら、日々の暮らしを楽しんでくださいね。
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