あみぐるみとは？毛糸から生まれる、ふわふわ優しいぬいぐるみ

あみぐるみって、聞いたことありますか？

「編みぐるみ」と書くこの言葉は、その名の通り、ひと針ひと針編んで作る、ぬいぐるみのことを言います。

編む＋ぬいぐるみ＝ぬいぐるみ

毛糸を使って、かぎ針や棒針で立体的な形を丁寧に作り上げて、中にわたを詰めて仕上げます。

私は主にかぎ針を使って、丸い輪っかからくるくるっと編み進めたり、平らなパーツを編んでから組み合わせたりして、作品を生み出しています。

無限に形ができるあみぐるみ

例えば…うさぎちゃん、くまさん、ねこちゃんといった動物さんたちや、可愛いだるまさんや厳ついだるまさん、美人な招き猫さんやフクロウさんも編んでいます。

時には、その子にぴったりのお洋服をサイズ調整しながら編んで着せてあげたり、小さなリボンやお花をそっと飾って、おしゃれさせてあげるのも、とっても楽しいひとときなんですよ。

美味しいそうなケーキや果物、可憐なお花だって、形にできちゃうんですから、本当に、毛糸と編み針が織りなす世界は無限大だなって、いつもワクワクしています。

ただ、ハンドメイド作品としてお家にお迎えいただく際には、お客さんが手に取りやすい価格帯のことや、どれくらいの時間でお届けできるかな？ということも考えながら作るので、趣味で自由に編む時とはまた少し違う作品になることもあります。

私のあみぐるみ作りは、かぎ針編みの基本のテクニックを大切にしながら、これまでたくさんの子たちを編んできた中で見つけた、私なりのオリジナルの編み方や作り方を取り入れています。

例えば、「こうしたらもっと可愛くなるかも！」「この編み方なら、もっと綺麗に仕上がるかな？」とか、「手足のパーツの綺麗なつけ方わかった！」など。

そして一番大切な【お顔作り】で、「いきいきとした表情を引き出すには…」なんてことを考えながら、本当に何百個…、もう数えきれないほどの子たちを編んできました。

初めてあみぐるみと出会った日から、夢中で編み続けて…気づけば、私の毎日にはいつも毛糸と編み針がありました。

そうして、思いがけないところから「こう作ったらどうかな？」って、新しいひらめきがそっと顔を出してくれることがあります。そんな風に、新しいアイデアと出会える瞬間が、私にとってはかけがえのない喜びで、とっても楽しいひとときです。

私はハンドメイド販売をしていますが、作品とみなさんが出会える方法も、いつも「他の作家さんとはちょっと違う、私らしい道」を探してみたりしています。そんな風に、ちょっと冒険することも楽しんでいます。

ただ、そういったオリジナルの部分は、私にとって大切な宝物。そっと心の中にしまっていたりします。

そのすべてをお話しすることはできないけれど、私の作品を見てくださった方が、「なんだかこの子、好き」「ふふっ、かわいいな」って、心惹かれる何かを感じていただけたり、「こんなところで出会えた！」と喜んでいただけたりしたら、それ以上の幸せはありません。

あみぐるみは、「ぬいぐるみ」とはまた違った、可愛らしさがあると思っています。 毛糸ならではの、ボコボコとした優しい風合い。そして、どこか懐かしいような、温かい雰囲気…。

あみぐるみは、世界でたったひとつのあなただけの小さな友達。手にした時に、ふんわりとしたぬくもりを感じていただけるような、そんな子たちです。

ご自分のために、好きなように編んでみるのも、とっても楽しい時間。

大切な誰かを想ってプレゼントにするのも、きっと喜ばれますよ。

そして、作家として、この手から生まれた子たちが誰かの笑顔に繋がるのは、何にも代えがたい大きな喜びです。

今日もまた、ひと針ひと針、愛らしいあみぐるみちゃんたちと向き合っています。

毛糸からふわっと生まれる、世界でたったひとつの小さなぬくもり。 このあみぐるみの魅力が、あなたの心にもそっと届いたら、とってもうれしいです♡

手のひらから生まれるぬくもりを、静かに編み続ける、個人あみぐるみ作家たちの物語。