
ある日、マルシェで届いた「猫ちゃん」のリクエスト
あみぐるみ作家として活動していた初期の頃、私は主に「くまちゃん」の作品ばかりを作っていました。
やさしい表情と、もふもふとしたフォルム。その姿がとても好きで、気がつくといつもくまのあみぐるみを編んでいたのです。
そんなある日、マルシェでお客様からふいに声をかけられました。
「ねこちゃんがあったら、すぐ買うのに」
「私、猫が大好きで…ねこのぬいぐるみがあると、どうしても欲しくなっちゃうの」
別のお客様からは、
「どうして猫ちゃんを作らないの? 今はねこちゃんが流行りなのに」
と、何度も猫ちゃんのリクエストをいただきました。
正直、そのときはまだ「猫のあみぐるみ」を作るイメージが自分の中にはなくて…でも、お客様の声にとても共感したんです。
猫って、本当にかわいらしいですものね
実は、犬派だった私の猫エピソード
私はもともと「犬派」で、人懐っこい中型犬が好きでした。
たとえば、ハチ公のような忠犬タイプ。
ビーグル、ダックスフント、パグ……今までにいろんな犬たちと暮らしてきました。
でも、実は猫ちゃんとも暮らしていた時期があるんです。
「にゃ〜ん、にゃ〜ん」と、犬のように甘えてくるその子は、ちょっと犬にも似ていて、とても可愛くて。
その猫ちゃんのことを思い出し
「あぁ、この柔らかな感じ、あみぐるみにしたいな」って、ふと思いました。
そして生まれた、ふわふわのあみぐるみネコちゃん
こうして生まれたのが、私にとって初めてのあみぐるみネコちゃんです。
やさしいピンク色の刺繍糸で、お鼻とお口をちくちくと。
お耳の中もほんのりピンク。
ふわふわの毛糸で編んだしっぽは、つい撫でたくなります。
くまちゃんとはまた違う、やわらかで甘えん坊のような雰囲気。
そっと寄り添ってくれるような、あたたかい子になってくれました。
声に導かれて生まれた作品
あのとき、マルシェで「ねこちゃんが欲しい」と言ってくださった方たちがいなければ、
きっと私は今でも猫ちゃんを編んでいなかったかもしれません。
お客様の“好き”という気持ちが、私の背中をそっと押してくれました。
これからも、誰かの「こんなのが欲しかった」に寄り添えるような、
そんなあみぐるみを作っていけたらと思っています。


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ふわふわの毛糸で編んだあみぐるみねこちゃん
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