ハンドメイド作品の意匠登録、複数の作品無事完了しました

この度、複数の意匠権を無事に取得し、意匠登録証が届きました！長い道のりでしたが、その価値を感じています。

今後は、特許庁の電話相談窓口や、ビジネスに関する相談ができる公共の窓口にお願いする予定です。分からないことがあったら、しっかりと教えていただきながら、少しずつ上手に活用していけたらなと思っています。

おかげさまで、これからもより良い方向に進めるように、しっかりサポートしていただける環境が整いました。

意匠権って、商品のデザインをしっかり守るための大切な権利です。

例えば、絵画のように唯一無二の作品とは違って、商品としてたくさん作れるデザインに適用されます。

世の中にはまだない、新しくてちょっと考えつかないようなデザインを登録できます。

意匠権を取得することにより、自分のデザインが他の誰かに真似される心配もなくなります。

意匠権の取得時期って、実はちょっと複雑なんです。幸い、全て補正もなくスムーズに審査が通ったのですが、1つの意匠権は時間がかかってしまいました。

どうしてかというと、意匠の審査はカテゴリーごとにまとめて行われるのですね。

申請したカテゴリーの審査が早く始まると、思ったより早く通ることもありますが、

逆に前の審査が終わったばかりのカテゴリーは、次回の審査予定まで待たなければならないこともあります。

なので、審査の開始時期にはかなりの差が生じます。

そのことを知らなかった私は、6〜7ヶ月で初めの通知が来ると聞かされていたので、なかなか審査結果が届かないと心配になってしまいました。

「もしかして、審査に通らなかったの？それとも書類が迷子になっちゃったの？」と、不安でいっぱいになったこともありました。ですが、無事に結果が届いて一安心です。

実は、意匠権が無事に取得できるまで、Instagramやマルシェでの公開にはかなり気を使っていたんです。

たとえば、Instagramでの投稿やマルシェでの広告にあまり使わないようにしたり、マルシェでの写真撮影を控えめにしたりしました。

特許庁の相談窓口にお話を伺ったところ、申請後に公表しても大丈夫と言われたんですが、もし申請が通らなかった場合には模倣されても文句を言えないという落とし穴があるんですよね。それで、慎重に露出を控えていたんです。

でも、結果的には複数の意匠権を無事に取得できて、本当に良かったです！

時間と労力、お金をかけて意匠権を取得する価値はあるのか？個人的には、もう絶対にあると思っています。

その理由は、ハンドメイドの世界が本当に模倣に満ちているからです。

もし「明らかな模倣」なんて言っても、争うのはとっても大変で、時間もかかるしエネルギーも消耗しますよね。

だからこそ、意匠権を取得しておけば、堂々と「これが私のオリジナルデザインです！」と主張できるのです。

自分の作品を守るための強力なサポートになるので、何もかも手っ取り早く、気持ちも楽になりますよ。

マルシェやInstagramで見かけると、「これ、あみぐるみの本に載っていたデザインそのままじゃない？」とか、「手芸キットのデザインを少し変えただけじゃない？」ということが多々ありますよね。

ほんの少しだけアレンジされていても、全体的にはそのままだったりすることも。

ちょっと似ているくらいならまだしも、9割以上同じだと、さすがに模倣と感じてしまいますよね。

以前こんな投稿記事を見つけたことがあります。

あみぐるみ教室の先生が、生徒さんに自分のデザインをそのままInstagramに投稿されて、とても気持ちが良くなかったと言っておられました。

どうも、先生のデザインをあたかも自分のデザインであるかのように投稿されていたらしいのです。一生懸命考案した教室用の作品だっただけにやめてほしいと伝えておられました。

そりゃあそうですよ。時間をかけて生み出した教材の作品を、著作権無視で模倣されたら価値がなくなってしまうではないですか？その先生の気持ちも分かります。やんわりとそのことを伝えていたのを見て、どれだけ大変かを実感しました。

ですが、模倣というのは考えなしにやる人もいるので、大なり小なり、どうしても避けられない部分があるのだと思います。だからこそ、自分のデザインを守るために、意匠権の取得は本当に大切なことなんです。

意匠権は、本当に強力なサポートをしてくれます。なんと、最長25年もデザインを保護してくれて、しかもその保護範囲がとっても広いんですよ。

具体的には、デザインの色を変えたり、形をちょっと変えただけでは、「模倣ではない」とはならないんです。

つまり、9割似ていても少しだけ違うというのは、権利の侵害と見なされることがあるんですよ。

意匠権があれば、もし誰かがあなたのデザインを模倣した場合には、販売中止を求めたり、損害賠償を請求したりできるんです。

つまり、自分の大切なデザインをしっかり守るための心強い味方が意匠権なのです。

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